管理会社と電話代行(プロパティマネジメント・入居者苦情編)

不動産管理会社のうち、賃貸の元付けを行う管理会社が、電話代行サービスを利用するメリットについては、管理会社と電話代行(賃貸元付け・問い合わせ編) をご覧ください。

今回は、もう一つの不動産管理、不動産の維持・管理を行うプロパティ・マネジメントを行う管理会社が、電話代行サービスを利用するメリットについてです。

プロパティ・マネジメントを行う管理会社も、賃貸の元付けを行う管理会社同様に、電話代行サービスを利用することで、大きなメリットを享受できる業種です。

プロパティマネジメントを行う管理会社で、一番、外部に委託(アウトソーシング)したい業務と言われるものの1位は、「入居者苦情(クレーム)」の受付対応です。

管理員が常駐しているマンションなどは、まだマシですが、タワーマンションを含む大規模マンション以外で、管理員を常駐させる程の予算がでる物件は、ほとんどありません。

管理費を上げることもできず、どんどんと設備や外壁、屋上防水は劣化し、大規模修繕にもお金がかかる中、プロパティマネジメントへの委託料だけは、どんどんと削減されていき、音を上げているのはどの管理会社も同じです。

生き残りのためには、どんどん他の管理会社からリプレイス(転注)して、管理物件を増やす営業に力を入れる必要があるのは、火を見るよりも明らかです。

そんななか、営業に投入すべき大切な人材を、入居者苦情(クレーム)に対応させ、そのストレスでモチベーションを下げたり、最悪の場合、退職してしまうリスクにさらす必要があるでしょうか。

そこで電話代行サービスへ、入居者苦情の受付を委託してしまうという選択が出て来るのです。もちろん、入居者苦情に対応するためには、「ただの電話番」のような対応しかできない、電話代行では問題があります。

しかし最近では、不動産管理会社専門のメニューを用意し、入居者苦情に対応できる電話代行サービスもあるようで、その品質は、コールセンターと変わらないと言われております。

不動産管理会社専門のメニューを用意している電話代行では、入居者苦情を電話代行サービスのオペレーターと管理会社で、即時に共有できるような双方向システムを導入していることも多いです。

この競争が激しい管理会社業界を生き残るため、「攻める部分(リプレイスなど)」に集中し、「守る部分(入居者苦情など)」は、電話代行などを利用し、外部に委託(アウトソーシング)することを検討されてみられてはいかがでしょうか。

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